心電図の基本のき!
こんばんは♪
看護師ママのゆーはです💁♀️
今回のテーマは
心電図って何?
循環器に行くといろいろな不整脈を勉強しなくてはなりませんが、まずは心電図が正常なのか異常なのかの見極めだけでもできるようになりたいですね♪
今回はそんな心電図の基本を学習していきたいと思います💁♀️
▲隙間時間にアンケートに答えるだけでお小遣いがたまりますよ(笑)
ポイ活しましょ★
なぜ心電図をとるのか
不整脈の有無は別として、虚血性心疾患や心肥大、心臓病の有無は心電図だけではわからないので、血液検査、エコー、カテーテル検査など組み合わせて診断を行います。
心電図のとりかた
四肢誘導だけ取ることはあまりありません。
普通は胸部も合わせて12誘導でとります。
正しい位置に正しい色を合わせる必要があります。
テストにも出やすいので覚えておきましょう!!
覚え方は
右には2文字の色
左には3文字の色です。
手首・足首にクリップをつけます。
次に胸部誘導
あきみちゃんのくし
でわたしは覚えました。
しかし付け方は、あきみちゃんのくし通りではないので注意!!
- 赤
- きいろ
- 茶色
- 黄色と茶色の間に緑
- 紫
- 茶色と紫の間に黒
の順番でつけていきます。
心電図の仕組み
なぜ心臓の動きが心電図として表れ、診断に使えるのか?
それは心臓を流れる電気信号を心電図が読み取っているからなんです。
だから正しい位置につけないと、正しい電気信号を把握することができません。
普通は臨床検査技師が行いますが、病院によっては看護師が行ったり、夜間帯などは看護師となることもあります。また検診のバイトでも心電図をとる看護師の募集がありますので、とれるようにする必要があります。
心臓は同結節から電気信号が発生して房室結節、ヒス束、右脚・左脚、プルキンエ繊維へと分かれていきます。
心臓のメインスイッチは右房にあり「洞結節(どうけっせつ)」と呼ばれます。
心房と心室の境目には予備スイッチとして働く「房室結節(ぼうしつけっせつ)」があります。
房室結節はメインスイッチの洞結節の調子が悪くなったときや心房内の電気の流れが悪くなったときに予備スイッチとして働く重要な役割があります。
初めは1本だった電線「ヒス束」は心室では2本に分かれます。
このうち左室に向かう電線を「左脚(さきゃく)」、右室に向かう電線を「右脚(うきゃく)」と呼びます。
さらに細かく枝分かれした電線網を「プルキンエ線維」といいます。
右房内の電線は心室ほどはっきりとしたものではありませんが、いくつかの電気の通り道があります。
このような心房と心室の中を走るスイッチと電線の関係を心臓の「刺激伝導系」といいます。
メインスイッチである洞結節にスイッチが入ると 洞結節→心房内の電線→房室結節→ヒス束→左脚と右脚 に電気が流れて心臓が収縮するわけです。
心臓が収縮することを電気的には「脱分極」といいます。
次に収縮した心臓は弛緩して元に戻りますが、これを電気的には「再分極」といいます。
心臓は収縮-弛緩をくり返し、電気的にはスイッチが入り電線に電気が流れながら脱分極-再分極をくり返しているわけです。
これは波形のでき方を表した図です。
初めに小さなドーム状の波(これを「P波」といいます)があります。
次にとがった背の高い波(これを「R波」といいます)があります。
次にやや大きなドーム状の波(これを「T波」といいます)があります。
心電図の波形はこの3つの波の繰り返しからできています。
もう少し詳しくみると、R波の前後には小さな下向きの波「Q波」と「S波」があります。
前後のQ波、S波を合わせてR波を「QRS波」ということがあります。
Q波とS波は12誘導心電図では見えやすい誘導と見えにくい誘導があります。
心臓が収縮・弛緩をくり返すのは、次に述べるように電気的に1から4をくり返しているからです。
洞結節にスイッチが入り
電流が心房を流れて、房室結節に入り
心室内の電線(左脚と右脚)に電流が流れると、心臓が収縮する(脱分極)
電流の流れが一時的に途絶えると、心臓が弛緩する(再分極)
このように1から4と電気の流れが変化するにつれて、P波・QRS波・T波ができます。
すなわち、
洞結節にスイッチが入る→P波
電流が心房から房室結節に流れる→P波の始まりからQ波の始まりまで(PQ時間)
心室に電気が流れて心臓が収縮する→QRS波
心臓が弛緩する→T波
という関係があります。
今回は正常なの心電図の基本の勉強をしました。
次回は
心電図が正常の時と違う場合の時何が起きているのか
を勉強していきたいと思います🤗
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