献血ってなに?何に使われているの?
みなさんこんにちは。
看護師のゆーはです。
実はぽこちゃのリスナーさんに100回くらい献血をしている方が2人もいて、献血の大切さを改めて感じたので、少しでも献血をしてくださる人が増えたらいいなとの思いを込めて献血について記事にすることにしました。
献血ってやったことないというかたもぜひ見ていただけたら嬉しいです。
献血とは
献血とは、病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんの尊いいのちを救うために、
健康な人が自らの血液を無償で提供するボランティアです。
医療が進歩した現在も血液は人工的に作れないものです。また、献血してもらった血液も消費期限があるため常に新しい血液が必要となります。そのため、医療機関に安定的に血液製剤を届けるためには、多くの方の献血への協力が必要です。
献血した血液は何になるのか
献血にも大きく分けて2つの種類があります。血液中の全部の成分をとるものと、血液中の一部の成分を取り出し、そのほかのものを体内に戻すものです。後者は「成分献血」と呼ばれています。
有効期間の項目を見ていただくとわかるように短いものだと4日しか持たないものもあります。
「献血血液の約半分は輸血以外に使われています」とかいてありますが、これは「血液製剤」と言われる、血液からしか採れない成分のお薬と思っていただけたらわかりやすいでしょうか。
臨床にいると、手術や病気で輸血を行うことはもちろんのこと、アルブミンなんかはよく使用するものです。
わたしも輸血や血液製剤で多くの患者さんの命が助かった現場をたくさん見てきました。みなさんが献血していただいた血液は何かしらの形で、病気やけがで苦しむ方の命を救っていることになります。
献血ができる人とできない人
献血は誰でもできるわけではありません。
献血をしてもらうあなたの身体を守るためにもいろいろな制限があります。
また献血した後も身体を休めるため、間隔も決められています。
献血ってどうやってするの?
献血をしたことない方は献血ルームにも入ったことなくハードルが高くてなかなか勇気が出ない…って方もいるかもしれませんね。
ここからは献血ルームでどのように献血が行われるのか説明していきます。
受付
本人確認が必要なため、身分証の提出をします。
このとき身分証となるものは「顔写真」「生年月日」「住所」が確認できるものとなります。健康保険証だけでは確認が取れないので注意が必要です。上記3つが書いてあれば学生証でも大丈夫です。
健康診断
問診票を書きます。その後問診票に基づき、血圧測定・体温測定・問診を行います。
問診にて問題なければ実際に採血をして血液型などの確認をします。
採血
健康状態、血液検査に問題なければいよいよ採血を始めます。
採血中はとても座り心地のよいリクライニングシートに座り、一人一台のテレビが用意されているので自分の好きなテレビを見ててOKです。
休憩
採血後は少なくとも10分は献血ルームの中で休憩します。
献血終了
最後に健康状態の確認をし、献血カードを受け取って献血終了です。
献血にかかる時間は?
輸血用血液を採血する場合には10程度で終わります。成分献血の場合は1時間程度かかりますので成分献血をされる場合には時間を確保しておきましょう。
献血をするメリット
献血をするメリットですが、一番は誰かの命を救えることでしょう。
その他にも
・無料で健康診断並みの血液検査ができる(後日はがきで検査結果が自宅へ郵送されます)
・肩こりがよくなることがある
・お菓子食べ放題、ジュース飲み放題
・記念品がもらえる
・ハーゲンダッツを食べられる(一部)
・ミスタードーナツを食べられる(一部)
・漫画や雑誌がたくさんある(一部)
・マッサージチェアがある(一部)
・おしゃれなカフェみたいな雰囲気でおしゃれなドリンクサービスがある(一部)
献血ルームは全国にたくさんありますが、ルームごとに工夫しており、違った雰囲気やメニューを楽しめます。
最近ではカップルのデートにも使われているようです(時代も変わったな…笑)
献血のデメリット
メリットもあればデメリットもあります。
・採血が痛い
・献血後に貧血症状がでる
・針を刺した部分が内出血になる
針を刺すわけなので痛みは伴います。でも一瞬だけです。
ベテラン揃いなのでわたしは一回も採血を失敗されたことはありません。
採血後に貧血症状が心配な方は成分献血だと症状が出にくいのでおすすめ。成分献血は1時間くらいなので夕方のドラマの再放送を見るために献血にいったこともあります(笑)
まとめ
献血の流れやメリット・デメリットを説明してきましたがいかがでしたか?
献血は手軽にできるボランティアです。
メリットもたくさん!
ソラマチの献血ルームの季節の限定ドリンク「ファジーネーブル」
とってもおいしそうじゃないですか?これが無料で飲めてしまうんです!
昔は行ってたけど、、、っていう方!最近の献血ルームはどんどん進化しています。
もしこの記事を読んで、少しでも献血に興味を持っていただけたら嬉しいです。