甲状腺ホルモンって何?
みなさんこんばんは
看護師ママのゆーはです。
今回のテーマは「甲状腺ホルモン」についてです。
そもそも甲状腺ってなに?
「甲状腺が腫れてる」などのことばを聞いたことはあるけどいったい甲状腺とはなんなのかを復習していきたいと思います
甲状腺とは、気管の前面に位置する、血管の豊富な内分泌腺です。肉眼的には、蝶のような形をしている。大きさは、縦横ともに4~5cmほどで、重さは15~20gほど。顕微鏡的に見ると、濾胞細胞と傍濾胞細胞が腺を構成する。濾胞細胞が甲状腺ホルモンを分泌し、傍濾胞細胞がカルシトニンを分泌する。これらは、それぞれ、代謝と血中カルシウム濃度を調整しています。
甲状腺から放出されるホルモンの種類
甲状腺から分泌されるホルモンには、すべての細胞で基礎代謝や、糖質、タンパク質、脂質代謝を亢進させる働きのあるサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)があります。また、血中カルシウム濃度を低下させるカルシトニンというホルモンも分泌されます。
ヨウ素を4個持つサイロキシン(T4)と、ヨウ素を3個持つトリヨードサイロニン(T3)で、この2つを合わせて甲状腺ホルモンと呼びます。血液中にはサイロキシンの形で分泌されますが、組織ではヨウ素を1個分離し、トリヨードサイロニンの形で細胞に働きます。
甲状腺ホルモンの働き
1.細胞の新陳代謝を活発にする。脂肪や糖分を燃焼させてエネルギーを作り出し、全身の細胞の新陳代謝を促進する。また、新陳代謝で得られたエネルギーで体温を調節しする。心臓や胃腸の働きを活性化し、脳にも作用してその働きを活性化する
2.交感神経を刺激する
3.成長や発達を促す。母親の胎内で胎児が成長するとき、子どもが正常に成長し、発達するために甲状腺ホルモンは必要不可欠
甲状腺異常
甲状腺機能異常には、甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症がある。
甲状腺機能が亢進すると、イライラしやすくなる、頻脈、息切れ、体温の上昇(暑く感じる)、汗をかきやすくなる、下痢、体重減少などの症状が出る。
逆に、甲状腺機能が低下すると、抑うつ的になる、認知機能の低下、脈が遅くなる、体温の低下 (寒く感じる)、便秘、体重増加などの症状が出る
【正常時】
甲状腺ホルモンは、体内のヨウ素を使って作られています。 また、脳下垂体は体内の甲状腺ホルモンを感知して、分泌量が多く(少なく)ならないように調節している。 血液中の甲状腺ホルモンが過剰になると、脳下垂体はそれを感知して甲状腺刺激ホルモンの分泌を減らす。
【過剰時】
血液中の甲状腺ホルモンが過剰になると、脳下垂体はそれを感知して甲状腺刺激ホルモンの分泌を減らす。すると、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが減少する。
【減少時】
血液中の甲状腺ホルモンが不足すると、脳下垂体はそれを感知して甲状腺刺激ホルモンの分泌を増やす。すると、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンが増加する。
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