輸血って何?【前編】
こんばんは。
看護師ママのゆーはです💁♀️
今回のテーマは…
輸血は急性期でも慢性期でも取り扱うものですので、ぜひ覚えておきたい分野になります。
輸血編は何回かに分けてお届けします。
今回は第一回目!
輸血は血液の病気や交通事故による外傷など、様々な理由によって失われた血液やその機能を他人の血液によって補う医療行為です。
輸血は頻繁に行われていますが、臓器移植の一種と考えられ、感染症やアレルギー反応など起こる可能性のあるものです。
多くの病院ではマニュアルが作られ、それにそって厳重な確認のもと行われています。
手順については後日ブログに書きますので、ぜひ登録をしてくださいね!
輸血って?
輸血は大きく分けると
- 輸血用血液
- 血漿分画製剤
のふたつに分かれます。
今回は輸血用血液について学んでいきましょう
輸血用血液には
- 赤血球MAP
- 濃厚血小板
- 新鮮凍結血漿
の3つがあります。
一つずつ説明していきます。
赤血球は酸素を全身に運搬する役割を持っています。けがや手術で出血したり、血液の病気や抗がん剤等で赤血球が作られなくなったりすることを貧血と言います。貧血が高度になると組織への酸素運搬が障害され体の組織は酸素不足に陥り、心臓も含めて組織が障害されます。この場合には、赤血球液の輸血を行います。
赤血球輸血の対象となる病気など
血液の中の血小板や凝固因子(血漿成分に含まれています)は 出血した部位の血を止める役割を担っています。手術や大けが、化学療法などで血小板や凝固因子が減少すると血が止まらなくなり、さらに進行すると全身の皮膚、臓器に出血をきたし酸素が不足し血圧が保てなくなります。この場合には、血小板や必要に応じて血漿成分や凝固因子の補充を行います。凝固因子は、出血が起きたときに、血小板や赤血球と一緒に頑丈な血栓を作って傷口を塞ぎます。
対象となる病など
- 怪我による出血
- 手術による出血
- DIC
- 造血障害 など
血管内と心臓内に充満した状態で心臓から血液が駆出されることによって血圧を維持することができます。しかし、けがや手術で大出血して、循環している血液の20-30%以上血液が失われると血圧が維持できなくなりショック状態となります。 そうなると酸素が全身に運ばれませんので、生命の危険があります。こうした場合には、血管内の血液量を維持し、血圧を維持するために輸液と共に赤血球輸血、必要に応じて血漿成分/アルブミンの補充が行われます。また病気により血漿中のタンパクが減少すると、血漿が血管から漏れてくるため(浮腫)、高濃度のアルブミン等を補充して浸透圧を保ちます。
新鮮凍結血漿輸血の対象となる病気など
いかがでしたか?
「ここがもっと知りたい!」
「これについて知りたい!」
などありましたら、お気軽にコメントをくださいね!
Instagramも更新しています📝
ではまたお会いしましょう👋